【新型コロナ】八戸市民病院の医師感染、診療科外来休止 県内計6人確認 

八戸市立市民病院の医師の感染判明を受け、会見する今明秀院長(右)と小林眞市長=21日、市庁
八戸市立市民病院の医師の感染判明を受け、会見する今明秀院長(右)と小林眞市長=21日、市庁
青森県などは21日、県内で新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。保健所別では八戸市、三戸地方、五所川原管内の各2人。八戸市の1人は市立市民病院に勤務する30代の男性医師で、内分泌糖尿病科で診療を行っていた。同病院は同科の外.....
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 青森県などは21日、県内で新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。保健所別では八戸市、三戸地方、五所川原管内の各2人。八戸市の1人は市立市民病院に勤務する30代の男性医師で、内分泌糖尿病科で診療を行っていた。同病院は同科の外来診療を当面休止するとともに、今後、男性医師の診療を受けた外来患者や入院患者、同僚の医師、看護師など計約100人の検査を行う方針。県内の累計感染者は666人となった。[br][br] 男性医師は20日に発熱やけん怠感などの症状が現れ、21日に感染が判明。県外への移動歴や感染症病棟への立ち入りはなく、感染経路は不明。 接触者などの検査対象者は、18~20日に男性医師の診療を受けた外来患者や入院患者のほか、院内の医師や看護師、事務職員ら。内分泌糖尿病科の入院患者については、同科のほかの医師が診察を行う。[br][br] 21日に市庁で会見した今明秀院長は、病院関係者はもちろん、外来患者もマスクの着用や消毒、検温などを徹底していたことから濃厚接触者はいない―との認識を示したが、念のため患者らの検査を行うことを強調。同科を当面休診とすることについては「市民の皆さまには不便をお掛けすることになる。保健所と連携し、再開に向けて努力していく」と理解を求めた。[br][br] このほか、感染が確認された八戸市の60代女性1人と三戸地方管内の80歳以上の男女2人は同管内にある入居型介護施設の職員または利用者。この施設では既に1人の感染が判明しており、施設内の感染患者は計4人となった。[br][br] 県によると、これまでに全利用者や職員ら約20人の検査が終了し、感染した4人以外は陰性だったという。ただ、今後、健康観察中に陽性となる場合もあるため、引き続き調査を進めていく。[br][br] 五所川原管内では40代男性と70代女性の計2人の感染を確認。女性は同管内の葬祭行事クラスター関連で、男性は感染経路不明。[br][br] このほか、県は20日に死亡した70代女性の居住地が弘前管内だったことを明らかにした。遺族の了承が得られたという。[br][br] 一方、日本原燃は21日、感染が判明した五所川原保健所管内の40代男性が、六ケ所村の核燃料サイクル施設構内で作業した協力会社の社員と公表した。年明け以降、作業したのは18日のみだが、濃厚接触者が15人いるという。八戸市立市民病院の医師の感染判明を受け、会見する今明秀院長(右)と小林眞市長=21日、市庁