【スケートインターハイ】橋本「うれしさと悔しさ」 わずか0・25秒差

男子5000メートルで準優勝し、メダルを手に笑顔の橋本芳彦(八戸西)
男子5000メートルで準優勝し、メダルを手に笑顔の橋本芳彦(八戸西)
「うれしさも、悔しさもある」。高校最後のインターハイ最初種目を滑り終えた青森県のエース橋本芳彦は、首をひねりながら言葉を絞り出した。トップと0・25秒差の2位。目標の大舞台で表彰台に立った喜びと、頂にわずかに届かなかった悔しさが交錯した。 .....
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 「うれしさも、悔しさもある」。高校最後のインターハイ最初種目を滑り終えた青森県のエース橋本芳彦は、首をひねりながら言葉を絞り出した。トップと0・25秒差の2位。目標の大舞台で表彰台に立った喜びと、頂にわずかに届かなかった悔しさが交錯した。[br][br] レース前から、勝負は始まっていた。前の組の選手が好タイムをマーク。ウオーミングアップ中に記録のアナウンスを聞き「やばい。速い」と重圧を感じた。勝つためにはそのタイムを超える必要があった。「普段は安定したラップタイムを刻むことを考えるが、今回は序盤から攻める」。腹をくくった。[br][br] 序盤は29秒台のラップタイムも刻むハイペース。電光掲示板には現時点での順位「1位」が表示されていたが中盤以降は、わずかにタイムが落ち始めた。「31秒台、32秒台に落ちるタイミングが早かった。序盤に飛ばしたことで、脚に(疲れが)来た」 残り1周まで1位だったが、ラスト1周でラップを上げられなかった。ゴール直後に掲示板を見上げてタイムと順位を確認したが、表情は変わらなかった。「タイムは今季2番目。苦しくても一定の結果が出たのは、これまでの努力の成果だと思う」と冷静に受け止めた。[br][br] 次は23日の1万メートル。「自分らしく安定したラップを刻んで、大会新記録での優勝を狙う」。今大会の自身最後の種目に全てを懸ける覚悟だ。男子5000メートルで準優勝し、メダルを手に笑顔の橋本芳彦(八戸西)