キリバスの現状から地球温暖化学ぶ 八戸工大二高、付属中生徒

地球温暖化について意見を交わす生徒とケンタロ・オノさん(左から2番目)
地球温暖化について意見を交わす生徒とケンタロ・オノさん(左から2番目)
地球温暖化や気候変動について理解を深める講演会が13日、八戸工大二高で開かれた。同高1、2年生と付属中の1~3年生が、温暖化による海面上昇で浸水の危機に直面している太平洋の島国・キリバスの現状を通して、環境保全の必要性を学んだ。 同高が取り.....
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 地球温暖化や気候変動について理解を深める講演会が13日、八戸工大二高で開かれた。同高1、2年生と付属中の1~3年生が、温暖化による海面上昇で浸水の危機に直面している太平洋の島国・キリバスの現状を通して、環境保全の必要性を学んだ。[br][br] 同高が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた教育活動の一環。講師は、一般社団法人日本キリバス協会代表理事のケンタロ・オノさんが務めた。オノさんは、キリバスの美しい風景に魅了されて国籍を取得したという。[br][br] オノさんは、キリバス国民の間で海面上昇により故郷を失う「環境難民」になる危機感が広がっていることや、太平洋でつながっている日本から大量のプラスチックごみが漂着していることなどを紹介。「地球温暖化はひとごとではない。皆さんの普段の生活が地球の未来に直結している」と強調した。[br][br] 講演後にはパネルディスカッションも実施し、生徒がオノさんへ質問をぶつけた。[br][br] 同高2年の畠山桜さん(16)は、「未来のために小さな問題から取り組むことが、地球温暖化という大きな問題の解決につながると感じた」と感想を話していた。地球温暖化について意見を交わす生徒とケンタロ・オノさん(左から2番目)