キャンプ用品に新たな風 五戸発アウトドアブランド「フェニックスライズ」

耐久力と高い機能性が特徴のフェニックスライズのアウトドア製品
耐久力と高い機能性が特徴のフェニックスライズのアウトドア製品
全国的なブームに伴い、青森県内でもキャンプ人気が高まる中、五戸町発のアウトドアブランド「フェニックスライズ」が昨年4月に誕生した。初年度から、バーベキューに適した鉄板や機能性の高いコンパクトなまきストーブなど、キャンプ愛好家の心をくすぐる製.....
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 全国的なブームに伴い、青森県内でもキャンプ人気が高まる中、五戸町発のアウトドアブランド「フェニックスライズ」が昨年4月に誕生した。初年度から、バーベキューに適した鉄板や機能性の高いコンパクトなまきストーブなど、キャンプ愛好家の心をくすぐる製品を続々と展開。昨秋に商品の販売を開始して以降、会員制交流サイト(SNS)などで徐々に注目を集め始めている。[br][br] ブランドを立ち上げたのは、プレス金型の設計や製作などを手掛ける同町の「サンライズエンジニアリング」。アウトドア業界への参入は、キャンプ好きという赤坂太樹社長(45)の発案で、ほぼ全ての製品のデザインを社長自ら手掛ける。[br][br] ブランドの特徴の一つが、優れた技術力を持つものづくり企業らしい、ニーズに合わせた細やかなラインアップだ。ストーブやグリル、厚さが異なる鉄板類を全て含めると、その数は計60種類以上にも及ぶ。耐久力や機能性の高さが売りで、赤坂社長は「他社ではまねできない製品を開発している」と強調。こだわりの強い愛好家の心もくすぐる。[br][br] 昨年10月には、新郷村の間木ノ平グリーンパークの集客や自社製品の開発に向け、同村と連携した取り組みを進めることを発表した。村としても、ストーブなどを手掛ける同社とのコラボレーションをきっかけに「冬キャンプ」の実現を模索したい考えで、今後の展開が注目される。[br][br] 「全国のキャンプ好きの人たちに『青森のフェニックスライズ』と認識してもらえるよう、今後はアウトドアブランドとしての足場固めを進める」と赤坂社長。「青森県でもここまでのものづくりができるんだということを証明したい」とも語り、“設計屋”としてのプライドをのぞかせた。耐久力と高い機能性が特徴のフェニックスライズのアウトドア製品