第二みちのく有料道路、無料開放は困難

2022年3月に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は18日、青森市で第2回会合を開いた。県は管理する県道路公社が全ての債務を担.....
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 2022年3月に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は18日、青森市で第2回会合を開いた。県は管理する県道路公社が全ての債務を担う場合、無料開放は困難との試算結果を示した。[br][br] 同有料道路は1992年に供用開始。22年3月の債務残高は県出資金の19億3千万円を含め、計39億6千万円となる見通し。期限内の完済は困難な状況だ。[br][br] 試算では、公社には返済に充当できる内部留保や資産がほとんどないことなどから、「全ての債務を返済するのは難しい」と説明。無料開放の実現には、県の支援や出資金の放棄が必要とした。[br][br] 一方、料金徴収の延長は制度上で可能としたが、「利用者の理解を得るためにサービス向上が必要」との見方を示した。[br][br] 次回会合は来年2月の予定。検討委は21年度中に意見をまとめ、三村申吾知事に提言する。