圏域路線バスの再編案公表/八戸市

八戸市は15日、路線バスに関する八戸圏域地域公共交通再編実施計画(2019~23年度)の3次再編案を公表した。市内路線については、市営バスの旭ケ丘線の「上柳町循環」を、現状の循環形式から折り返し形式の運行に切り替えるほか、中心街方面と南郷地.....
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 八戸市は15日、路線バスに関する八戸圏域地域公共交通再編実施計画(2019~23年度)の3次再編案を公表した。市内路線については、市営バスの旭ケ丘線の「上柳町循環」を、現状の循環形式から折り返し形式の運行に切り替えるほか、中心街方面と南郷地区を結ぶ南部バスの荒谷線を廃止する。広域路線では、南部バスの五戸八戸線の高館経由を廃止し、上市川経由の路線を新設する。いずれも廃止は来年3月末で、新設は4月1日の予定。[br][br] 15日の市議会建設協議会で報告した。市都市政策課によると、上柳町循環は旭ケ丘営業所と市民病院を結ぶ折り返し形式の運行に変更。現在は平日、土曜、日祝日とも、左回りと右回りで計16本運行しているが、4月1日からは往路と復路の計18本に増便し、所要時間も約10分短縮となる。[br][br] 運行がなくなる旭ケ丘営業所―旭ケ丘団地―市民病院の区間は、多賀台団地線や日計線など他路線で便数が確保されているとした。[br][br] ラピアから中心街を経由し、南郷・荒谷につながる南部バスの荒谷線は廃止により、他路線と重複しない館前から荒谷までの路線がなくなる。代替として、新たに計画されているコミュニティータクシーやコミュニティーバスを利用し、南部バスの市ノ沢線に乗り継ぐ方法を提案している。[br][br] 南部バスの五戸八戸線については、五戸高が21年度末で閉校することを踏まえて高館経由を廃止し、八戸市内にアクセスしやすい八戸駅を通る上市川経由を新設。運行がなくなる市内の轟木と和野のバス停は、市営バスの多賀台団地線の経路を変更してカバーする。[br][br] 15日は市庁で市地域公共交通会議(会長・武山泰八戸工業大教授)が開かれ、市内路線の見直しについては了承された。広域路線分は青森県バス交通等対策協議会三八地域分科会で協議し、3次再編案は本年度中に国の認定を目指す。