中小の「行かない海外進出」支援 みち銀などが新サービス

地域商社支援会社RCG(東京)は今月11日から、オンラインで完結する中小企業の海外展開支援サービス「SELAS(セーラス)」を始める。みちのく銀行、山口フィナンシャルグループ(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)、沖縄銀行、福邦銀行、島根銀行.....
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 地域商社支援会社RCG(東京)は今月11日から、オンラインで完結する中小企業の海外展開支援サービス「SELAS(セーラス)」を始める。みちのく銀行、山口フィナンシャルグループ(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)、沖縄銀行、福邦銀行、島根銀行の地銀7行の担当者も「サポーター」として顧客企業の商談に付き添う。[br][br] 新型コロナウイルス流行が長期化し、海外渡航が困難な中、低リスク、低コストの「行かない海外進出」で中小企業の販路開拓を手伝う。[br][br] 海外からは中国、インド、ロシアなど8カ国・地域の300社以上が参加。セーラスを使って、売り手と買い手が情報を事前に交換し、オンライン会議で疑問点を解消する。スマートフォンからも利用できる。[br][br] 日本語に堪能な約20人の現地コーディネーターが商談を取り次ぐ。セーラスは中小企業庁から「JAPANブランド育成支援等事業」として採択され、システムの構築と実証実験を進めてきた。来年以降はコーディネーター数百人、海外企業数万社への拡大を目指す。[br][br] RCGの天間幸生社長は「コロナ禍だからこそ、海外展開のあり方を一変させたい。どの中小企業も同じスタートラインから海外に挑戦できる」と語る。 みちのく銀行地域創生部ビジネス成長支援室の高瀬直子室長は「海外での販路拡大に特化したシステム。地元の事業者に利用を促し、収益力の向上につなげるとともに、青森の魅力を世界に発信していきたい」と述べた。