【新型コロナ】青森県で八戸市職員1人含む8人感染/職員はスケート場勤務、感染経路不明

青森県などは2日、八戸市や三戸地方を含む3保健所管内で新たに8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち1人は八戸市職員で、市立屋内スケート場「YSアリーナ八戸」で勤務する30代男性。11月20~22日に同施設で開かれ、出場選.....
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 青森県などは2日、八戸市や三戸地方を含む3保健所管内で新たに8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち1人は八戸市職員で、市立屋内スケート場「YSアリーナ八戸」で勤務する30代男性。11月20~22日に同施設で開かれ、出場選手の一部の感染が確認されている全日本選抜スピードスケート競技会八戸大会の運営に携わった。2日で県内の感染確認者は300人を超え、累計307人となった。[br][br] 市によると、30代男性は同大会が閉会した翌日の11月23日に発熱や咽頭痛などの症状が出た。市販薬を服用したが改善せず、27日に医療機関を受診。その後も改善がみられず、同大会などを転戦していた選手の一部から感染が確認されたことも受け、30日に再び医療機関を受診し、PCR検査を受けた結果、今月2日に陽性反応が出た。[br][br] 同大会では11月21、22の2日間、運営に携わり、観客の入場受付の手伝いなどをしていた。ただ、選手やコーチらとはほぼ接触しておらず、感染経路は「不明」としている。[br][br] 3日間で延べ約1500人に上った観客は濃厚接触者に当たらないとしつつ、市は「健康観察をし、体調に変化がある場合は速やかにかかりつけ医らに相談してほしい」と呼び掛けている。[br][br] 一方、30代男性は発症した11月23日と29日にYSアリーナ八戸で勤務していたことから、市は同僚らに対して検査を実施する予定。施設は消毒などを実施済みだが当面、休館とする。[br][br] 2日の感染確認者はほかに、三戸地方管内1人、青森市6人の計7人。 三戸地方管内は20代男性で、11月26日に発熱などを訴えた。現在は軽症で入院予定。感染経路は不明。これまでに同管内で感染が判明した4人とは関連性はないという。接触者は知人ら数人。[br][br] 青森市で感染を確認したのは、20~50代の男女5人と性別非公表の10歳未満1人の計6人で、全員が軽症または無症状。このうち50代男性は関東地方への移動歴があった。残る5人は感染経路が分かっている。同市は接触者計23人の検査を行っており、3日以降に結果が判明するとしている。[br][br] 県内感染者の累計が300人を超えたことについて県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「11月後半以降、経路不明者も増加し、感染が確実に広がってきている」と危機感を示し、改めて感染予防対策の徹底を求めた。