田子側現場周辺、ジオキサン基準値超過/県境産廃問題

田子町と二戸市にまたがる県境の産業廃棄物不法投棄問題で、青森県は28日、10月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。 同地点での基準値超過は10度目。今.....
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 田子町と二戸市にまたがる県境の産業廃棄物不法投棄問題で、青森県は28日、10月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。[br][br] 同地点での基準値超過は10度目。今年に入ってからは5、6、8、9月にも確認されている。原因は不明。周辺の他調査地点では基準値を下回っており、県環境保全課は「生活環境への影響はない」としている。[br][br] 基準値超えの地点は不法投棄現場の下流部で、一番近い遮水壁から約80メートル離れている。調査は8日に行い、ジオキサンの基準値1リットル当たり0・05ミリグラムに対し、0・28ミリグラムが検出された。[br][br] 県は原因特定のため、自動記録式の水位計や電気伝導率計を設置しデータを蓄積している。