八戸港フェリー旅客が半減、コロナ拡大影響/トラック航送は微増

青森県フェリー埠頭(ふとう)公社(藤田昇代表理事)は26日、青森市で開いた臨時理事会で2020年度上半期(4~9月)の八戸港と青森港の旅客、車両航送の実績を公表した。八戸港の旅客航送実績は10万9537人で新型コロナウイルスによる旅行自粛な.....
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 青森県フェリー埠頭(ふとう)公社(藤田昇代表理事)は26日、青森市で開いた臨時理事会で2020年度上半期(4~9月)の八戸港と青森港の旅客、車両航送の実績を公表した。八戸港の旅客航送実績は10万9537人で新型コロナウイルスによる旅行自粛などが影響し、前年同期比46・9%減とほぼ半減。車両航送のうち、トラックは0・4%増の8万1025台で、物流に限ると例年並みを維持した。[br][br] 八戸港の旅客航送は、新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が出された4、5月と国内で感染が再拡大した8月の落ち込みが目立った。4月は1万4634人(前年同月比51・8%減)、5月は1万2191人(65・2%減)、8月は2万5653人(49・7%減)。6、7、9月は3割程度の減少だった。[br][br] 車両航送は、乗用車が1万7940台で54・4%減、バスは104台で72・6%減と大きく落ち込んだ。トラックを合わせた合計は9万9069台で17・7%減だった。[br][br] 青森港の旅客航送は20万1209人で51・4%減、車両航送は計15万7026台で28・3%減だった。[br][br] 席上、八戸港を利用する川崎近海汽船を含む船会社計4社から、公社に毎年度支払う桟橋使用料減免の要請があったことが報告された。公社の担当者は「自治体が船会社を支援することも想定される。減免や支払い猶予が必要かどうかの協議を進めたい」としている。