新型コロナ 男性警察官に損賠請求 十和田の2飲食店提訴へ

7月に青森県警の20代の男性警察官(青森市)が、新型コロナウイルスに感染した派遣型風俗店女性の濃厚接触者であるにもかかわらず、検査を受けずに出張先の十和田市内で同僚らと飲食店を利用した問題で、同市のクラブのオーナーと、居酒屋の代表が18日、.....
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 7月に青森県警の20代の男性警察官(青森市)が、新型コロナウイルスに感染した派遣型風俗店女性の濃厚接触者であるにもかかわらず、検査を受けずに出張先の十和田市内で同僚らと飲食店を利用した問題で、同市のクラブのオーナーと、居酒屋の代表が18日、市内で会見し、感染の可能性がありながら市の検査に応じず、両店を利用したため、休業を余儀なくされた―などとして、男性警察官を相手に損害賠償を求め、提訴することを明らかにした。[br][br] クラブオーナーによると、両店は男性と示談交渉を進めていたが、8日に男性の弁護士を通じて届いた文書の内容に不信感を持ち、訴訟を決めたという。[br][br] 文書では「検査要請を拒否したつもりはない」「派遣型風俗店女性との濃厚接触が感染源かどうか分からない」「14日間の休業についてまでの責任はない」などと主張していたという。[br][br] 提訴先や時期は未定で、今後、弁護士などと相談して決める方針。[br][br] これまでの青森市などの発表によると、男性警察官は7月8日に市内で派遣型風俗店勤務の女性と接触。市の検査要請に応じず、同14日に十和田市内の両店を利用した。男性は同15日に体調不良で救急搬送され、感染が判明。両店は従業員の2週間の自宅待機と臨時休業を余儀なくされた。