被告に懲役10年求刑/久慈・夫殺害

4月に久慈市栄町の自宅で会社員男性=当時(47)=が殺害された事件で、殺人の罪に問われた、同居する妻で事務員の被告(46)の裁判員裁判論告求刑公判が14日、盛岡地裁(加藤亮裁判長)で開かれた。検察側が懲役10年を求刑したのに対し、弁護側は執.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 4月に久慈市栄町の自宅で会社員男性=当時(47)=が殺害された事件で、殺人の罪に問われた、同居する妻で事務員の被告(46)の裁判員裁判論告求刑公判が14日、盛岡地裁(加藤亮裁判長)で開かれた。検察側が懲役10年を求刑したのに対し、弁護側は執行猶予付きの懲役3年を求めて結審した。判決は20日。[br][br] 論告で検察側は、就寝中の男性に馬乗りになり、犬用のリードで約20分間、首を絞めては緩める行為を継続したとして、「強い殺意の下、残酷な方法で殺害した悪質な犯行」と指摘。日常的に暴力を受けていた事情を考慮しても、強い非難に値すると強調した。[br][br] 一方、弁護側は被告が事実関係を全て認め、犯行を強く後悔し、再犯の恐れもないと主張。「厳しい社会の中で生活し、償うことが必要だ」と訴えた。[br][br] 最後に証言台に立った被告は「どうしてあの時冷静になれなかったのか、後悔しても時間は戻らない。刑に沿って罪を償う」と涙ながらに話した。