銘菓「駒饅頭」の誕生日は9月27日 日本記念日協会が認定/お菓子のみやきん(七戸)

大正天皇が乗った高等官馬車の前で認定証を掲げる宮沢一史社長(右から2人目)ら=27日、七戸町観光交流センター
大正天皇が乗った高等官馬車の前で認定証を掲げる宮沢一史社長(右から2人目)ら=27日、七戸町観光交流センター
七戸町の「お菓子のみやきん」(宮沢一史社長)は27日、主力商品「駒饅頭」の誕生日として「9月27日」を登録した。同町の種馬牧場を行啓した大正天皇(当時皇太子)が、献上したまんじゅうに命名したのが1908年のこの日だったためで、日本記念日協会.....
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 七戸町の「お菓子のみやきん」(宮沢一史社長)は27日、主力商品「駒饅頭」の誕生日として「9月27日」を登録した。同町の種馬牧場を行啓した大正天皇(当時皇太子)が、献上したまんじゅうに命名したのが1908年のこの日だったためで、日本記念日協会の認定を受けた。[br] 同社は1861年創業の老舗菓子店。駒饅頭は、1908年、大正天皇に小豆あんを入れた酒饅頭を献上した際に命名された。[br] 記念日登録は、新型コロナウイルスの影響で客足が遠のき、歴史ある駒饅頭が途絶えてしまうのでは―との懸念から企画。駒饅頭の歴史をひもとけば行啓の経緯や七戸の馬産地としての文化が見えてくるため、町の活性化につなげるのも狙いだ。[br] 同日は、大正天皇が当時乗った高等官馬車が展示される町観光交流センターで認定イベントが行われ、同協会の加瀬清志代表理事が宮沢社長に認定証を手渡した。[br] 同協会によると、県内での記念日登録は5件目。「お菓子のみやきん駒饅頭誕生日」として登録。地元の銘菓の誕生日を登録するのは全国で初めてという。宮沢社長は「会社の原点である駒饅頭を、これから100年、200年と残すため、どんどん魅力を発信していきたい」と話した。[br] 認定を記念し、直営店6店舗と同センターでは紅白の駒饅頭が振る舞われた。大正天皇が乗った高等官馬車の前で認定証を掲げる宮沢一史社長(右から2人目)ら=27日、七戸町観光交流センター