天候不順で入荷量減、単価高に/八戸市中央卸売市場8月概況

八戸市中央卸売市場が19日までにまとめた8月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は9012トン(前年同月比10・7%減)、取扱金額が22億878万円(28・4%増)。7月の長雨から一転し好天が続いたが、高温による品質低下で入荷量が減った作.....
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 八戸市中央卸売市場が19日までにまとめた8月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は9012トン(前年同月比10・7%減)、取扱金額が22億878万円(28・4%増)。7月の長雨から一転し好天が続いたが、高温による品質低下で入荷量が減った作物もあり、数量減の単価高となった。[br] 野菜は7528トン(13・8%減)、17億2590万円(29・8%増)。ニンジンは青森県産がほぼ終了し、単価が2倍以上に高騰。キャベツは長雨で定植が遅れた上、干ばつで生育遅れや傷みが出て数量1割減の5割高となった。県産ニンニクは引き合いが強く、単価高で推移した。[br] 果実は1456トン(9・6%増)、4億7100万円(24・8%増)。県産の桃は県外産の出荷減少に伴い引き合いが強まった。ブドウとメロンはお盆需要で順調な値動きとなり、スイカは暑さで引き合いが強く、高値での販売となった。[br] 花卉(かき)部門は138万本・鉢・個(5・7%減)、1億1947万円(6・1%減)。切り花はお盆期間中、例年並みの引き合いがあったが、新型コロナウイルスの影響で輸入品の流通が少なく、数量、金額ともに減少した。