青森県内広域路線バス運行5事業者、3~6月売上高57%減/新型コロナ影響深刻

青森県は29日、新型コロナウイルスの影響について、県内で広域路線バスを運行する事業者5社を対象に実施した調査結果を公表した。今年3~6月の4カ月間の売上高(5社)は、前年同期比57・2%減と大幅減となり、交通事業者が大きな打撃を受けている現.....
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 青森県は29日、新型コロナウイルスの影響について、県内で広域路線バスを運行する事業者5社を対象に実施した調査結果を公表した。今年3~6月の4カ月間の売上高(5社)は、前年同期比57・2%減と大幅減となり、交通事業者が大きな打撃を受けている現状が明らかになった。[br] 同日、青森市で開かれた県バス交通等対策協議会で県が報告した。[br] 調査対象は岩手県北自動車、十和田観光電鉄、下北交通、JRバス東北、弘南バスの5社。[br] 貸し切りバスは団体旅行や修学旅行が軒並みキャンセルとなり、69・0%減。5、6月は単月でそれぞれ7割以上減少した。[br] 高速バスは需要減少で運休や減便が相次ぎ、77・1%減。特に5月は93・7%減と大きく落ち込んだ。[br] 乗り合いバスは学校の休校などに伴い、通学利用者が減少し、32・1%減となった。[br] 席上、県バス協会の池田守専務理事は「今回の数値は県内の大手事業者のもので、中小事業者はもっと大変な状況だ」と強調。「会員事業者に感染防止対策を徹底させているので利用を促してほしい」と述べた。