女子フットサル元日本代表・岩崎さんが八戸拠点のチームを創設へ

「いずれは日本代表選手も輩出したい」と話す、元女子フットサル日本代表の岩崎夏美さん=6月30日、八戸市
「いずれは日本代表選手も輩出したい」と話す、元女子フットサル日本代表の岩崎夏美さん=6月30日、八戸市
八戸から日本代表を―。女子フットサル元日本代表の岩崎夏美さん(36)=八戸市在住=が、市内を拠点とした女子フットサルチームを創設する。10年以上前から青森県内の女子サッカー選手たちを間近で見てきて、プレーの質の高さに「無限の可能性を感じた」.....
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 八戸から日本代表を―。女子フットサル元日本代表の岩崎夏美さん(36)=八戸市在住=が、市内を拠点とした女子フットサルチームを創設する。10年以上前から青森県内の女子サッカー選手たちを間近で見てきて、プレーの質の高さに「無限の可能性を感じた」と構想を温めてきた。生活拠点を神奈川県から同市に移した今春、新天地でのチャレンジを始めた。まずは競技の魅力を広め、いずれは「日本代表も輩出したい」と選手たちと一緒に夢を追う。[br] 岩崎さんは神奈川県川崎市出身。2007年に日本サッカー協会が女子フットサル日本代表を初招集した際のメンバーで、同年にマカオで開かれたアジアインドア大会では初出場初優勝を果たした。国内トップクラスのチームで活躍し、14年に現役を引退。その後、小学生向けの教室開催など精力的な普及活動を行い、19年には関東女子フットサルリーグの「シュートアニージャ」で初めて監督業を経験した。[br] 八戸とは縁が深い。岩崎さんの夫は同市出身。市内の女子サッカーチーム「ナカスポ」の来迎鉄雄監督とも10年以上前から親交があり、何度も訪れていた。ナカスポへの練習参加やサッカー大会の見学などを通して、「ドリブル、パスなど最も大切な基本が備わっている子が多い」と潜在能力の高さを実感した。「本格的な戦術などを教えられれば、全国の強豪とも戦える」。数年前からチーム創設の構想を練っていた。[br] 新たなチームでは、選手の年代を問わず幅広く受け入れ、岩崎さんが神奈川県内で運営する「パルメイラアレグレ」の姉妹チームとする予定。日本代表として培った経験を生かすばかりでなく、「姉妹チームで練習試合なども組んでいきたい。関東や関西のレベルの高さを早い段階で知ることができる」と育成面での強みを挙げる。[br] 「大人になっても上を目指せる場所を作ってあげたい」。高校や大学卒業後にサッカーやフットサルを続ける環境が少ない青森県内で、地域の受け皿としての役割も担うつもりだ。[br] チームは選手が集まり次第、本格始動する。「真剣勝負の世界で、フットサルの奥深さや本当の楽しさを伝えたい」とし、多くの参加を呼び掛けている。[br] 女子フットサルのほか、ミックスチーム(男女混合)も立ち上げる方針で、8月には、おいらせ町内でフットサル大会を主催する予定。チームや大会に関する問い合わせは、岩崎夏美さん=メールアドレスf-nsr.com@docomo.ne.jp=へ。「いずれは日本代表選手も輩出したい」と話す、元女子フットサル日本代表の岩崎夏美さん=6月30日、八戸市