南部町営地方卸売市場で「ジュノハート」初競り/最高値は4L20粒入り1箱15万円

4L20粒入り1箱に15万円の最高値が付いた南部町営地方卸売市場のジュノハートの初競り=3日
4L20粒入り1箱に15万円の最高値が付いた南部町営地方卸売市場のジュノハートの初競り=3日
南部町営地方卸売市場で3日、サクランボの青森県独自品種「ジュノハート」の競りが行われた。同市場での取り扱いは初めてで、4L20粒入り1箱に15万円の最高値が付いた。競り落とした大新沼畑青果(同町)の沼畑昌男社長(59)は「高値を付けることで.....
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 南部町営地方卸売市場で3日、サクランボの青森県独自品種「ジュノハート」の競りが行われた。同市場での取り扱いは初めてで、4L20粒入り1箱に15万円の最高値が付いた。競り落とした大新沼畑青果(同町)の沼畑昌男社長(59)は「高値を付けることで市場が活気付けば」と話した。[br] 町おうとう「ジュノハート」ブランド化推進委員会(山本又一委員長)の生産者部会の20人が、5L20粒入り3箱、4L20粒入り69箱、3L30粒入り37箱の計109箱を出荷。同部会の専用箱に入れられたジュノハートは、市場内の特設コーナーに並べられた。[br] 競りは午前7時に始まり、15万円の値が付くと、どよめきが起こった。最高値以外では、5Lが1万5千~2万5千円、4Lが8千~3万円、3Lが7500~2万2千円で取引された。[br] 最高値のジュノハートを出荷した、今年で就農10年になるという同町玉掛の杉澤勝さん(49)は「高値に驚いたが今後の励みになる」と息を弾ませた。[br] 競りの開始前にはセレモニーが行われ、工藤祐直町長が「ジュノハートを起爆剤にして、町の農業の発展につなげたい」とあいさつ。山本委員長は「町がジュノハートの一大産地となり、南部市場が最大の取引会場となるよう、われわれ生産者も精いっぱい頑張りたい」と述べた。4L20粒入り1箱に15万円の最高値が付いた南部町営地方卸売市場のジュノハートの初競り=3日