周辺地下水でジオキサンが環境基準値上回る 2カ月連続で/県境産廃不法投棄問題

田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は18日、6月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。 同じ地点では5月にも基準値超過が確.....
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 田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は18日、6月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。[br] 同じ地点では5月にも基準値超過が確認されていて、今回で7度目。県環境保全課は「測定結果は5月に比べて低下している。今後の調査結果を注視する」としている。生活環境への影響はないという。[br] この地点は不法投棄現場の下流部で、一番近い遮水壁から約80メートル離れている。調査は3日に行い、ジオキサンの基準値1リットル当たり0・05ミリグラムに対し、0・072ミリグラムが検出された。超過の原因は不明だが、周辺の他調査地点では基準値を下回っている。[br] 県は原因特定のため、自動記録式の水位計や電気伝導率計を設置し、データを蓄積している。