【新型コロナ】回答医師の8割以上が外来患者数「減った」/青森県保険医協会

青森県保険医協会(森明彦会長)は4日、会員の医師、歯科医師を対象に実施した新型コロナウイルスの影響調査の結果を公表した。回答した300人のうち、8割以上が今年4月の外来患者数が前年同月よりも「減少した」と回答した。協会は、受診抑制が続けば病.....
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 青森県保険医協会(森明彦会長)は4日、会員の医師、歯科医師を対象に実施した新型コロナウイルスの影響調査の結果を公表した。回答した300人のうち、8割以上が今年4月の外来患者数が前年同月よりも「減少した」と回答した。協会は、受診抑制が続けば病気の重症化が懸念されるとして「全ての病院で院内感染防止策を徹底している。我慢せずに受診してほしい」と呼び掛けている。[br] 協会には県内の医師や歯科医師約1200人が加入。調査は5月1~18日の期間で実施した。[br] 4月の外来患者数が前年より減少したのは医科86・9%、歯科65・8%。保険診療収入が減少したのは医科83・6%、歯科63・2%だった。[br] 協会は、患者数減少の要因として「医療機関の受診は新型コロナの感染リスクが高いという心配があったのでは」と推察している。[br] 防護服やゴーグルなど各資機材の確保状況では、医療用マスクや手指消毒剤について4~6割の病院が「充足」と答えた一方、防護服に関して医科の約4割、歯科の約3割が「既に在庫なし」と回答した。[br] 調査結果を受け、協会は4日、県に要望書を提出した。内容は▽県民にこれまで通り受診できることを周知する▽今後に備えて防護服やフェイスシールドなどを十分に確保し定期的な配布をする―など3項目。[br] 協会の担当者は取材に対し「感染防止策は徹底しているが、不安なら電話診療や薬局を通して薬の受け取りができる。第2、3波に備え、今のうちに受診してほしい」と述べた。