【新型コロナ】大平洋金属(東京)20年3月期通期の連結業績予想を下方修正/ニッケル価格下落基調が要因

八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は28日、2020年3月期通期(19年4月~20年3月)の連結業績予想を下方修正した。20年1月の前回発表との比較で、純利益は34億5800万円減の6億2500万円に改めた。新型.....
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 八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は28日、2020年3月期通期(19年4月~20年3月)の連結業績予想を下方修正した。20年1月の前回発表との比較で、純利益は34億5800万円減の6億2500万円に改めた。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、ニッケル価格が下落基調にあるのが要因。[br] 営業損益は14億1千万円の黒字から18億7900万円の赤字に転じると予想。経常利益は33億4千万円減の9億7200万円に見直した。売上高は8億9100万円減の441億3300万円に修正した。[br] 製品の価格形成の指標となるロンドン金属取引所(LME)の適用ニッケル価格が落ち込み、棚卸資産(在庫)の収益性が低下したため、営業損失として棚卸し資産の簿価切り下げ額を計上するなどした。