節目の100回展示会 美術集団「北方」/二戸市

月1回の例会で描いた絵を見て感想を話す会員たち
月1回の例会で描いた絵を見て感想を話す会員たち
二戸市の美術集団「北方(ほっぽう)」(菅原孝平会長)は23日から、作品展示会「第100回北方美術展」を市民文化会館で開く。1967年に同市や一戸町、八戸市などの20人で結成して以来、美術を愛する市民らによって地域の芸術文化の普及や発展に貢献.....
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二戸市の美術集団「北方(ほっぽう)」(菅原孝平会長)は23日から、作品展示会「第100回北方美術展」を市民文化会館で開く。1967年に同市や一戸町、八戸市などの20人で結成して以来、美術を愛する市民らによって地域の芸術文化の普及や発展に貢献してきた。大きな節目となる今回は、元会員の作品も含め45点を展示する予定で、会員たちは「ぜひこの機会に足を運んでほしい」と呼び掛けている。25日まで。[br][br] 北方は31年結成の「塑人(そじん)社」と46年結成の「蒼土(そうど)社」をルーツとしており、戦前から脈々と続く二戸地域の美術文化が受け継がれている。[br][br] 現在は、二戸市や周辺町村の30~80代の会員19人が在籍。年2回ほど展示会を開催するほか、毎月第2金曜にはデッサン会を開き、会員が切磋琢磨(せっさたくま)しながら創作活動に励んでいる。[br][br] 作風は水彩画や油絵、モダンアート、彫刻などさまざま。結成当時から在籍する同市の冨田喜平司さん(87)は「互いを認め合い、自由な雰囲気だからこそ長く続けられたと思う」と振り返る。[br][br] 例会などでは互いに作品を見せ合って良い所を指摘したり、初心者には基礎を教えたりする。会員にとっては、自身の個性や思いを自由に表現できる場になっているようだ。[br][br] 菅原会長は「絵が好きな仲間が集まっていることが大切。今後は若者も加わり、若いエネルギーが入ってくれればうれしい」と新たな息吹に期待を寄せる。[br][br] 展示会は入場無料。時間は午前9時~午後6時。最終日は同5時まで。月1回の例会で描いた絵を見て感想を話す会員たち