八戸市の学校法人鳳明学園(田頭初美理事長)は5日、市西白山台4丁目の企業主導型保育施設「みんなの森のはらキッズ」内に、「地域交流型ForestGarden(フォレストガーデン)みんなの森オアゾ」をオープンした。子どもの好奇心をくすぐる仕掛けが多数あるのが特徴で、今後、地域住民などに広く開放していく。[br][br] 「オアゾ」はオアシスを意味する。「子どもたちが自然から学び、好奇心をくすぐられるような園を作りたい」と考えていた田頭理事長が、みちのく庭園(同市)の橋本卓さん(37)にデザインなどを依頼し、2年掛けて作り上げた。[br][br] 園内には、子どもサイズに作られたツリーハウスや水くみポンプ、トンネルなどが設置され、アジサイやモミなど150種類以上の草花が生い茂る。張り巡らされた水路からはせせらぎが聞こえ、大人にとっても癒やしの空間となった。[br][br] 橋本さんは「遊び方が決まっている既成の公園とは異なるものを作りたかった。地域のシンボル、拠点になり得る場所を作れてうれしい」と話す。[br][br] 6日には、同市の子育て支援施設「こどもはっち」のイベントで親子15組が来園し、園内を散策。息子を連れて訪れた山崎友里さん(33)は「子どもが普段行く公園よりも楽しそう。芝生がきれいで、小さい子も安心して遊ばせられる」と喜んでいた。[br][br] オアゾの利用は予約制。一般開放日は、のはらキッズのフェイスブックで今後周知する。問い合わせは、のはらキッズ=電話0178(51)8266=へ。