【新型コロナ】青森県警20代男性警察官が陽性/風俗店女性と接触

新型コロナウイルスに感染した男性警察官が勤務する青森県警本部=16日、青森市
新型コロナウイルスに感染した男性警察官が勤務する青森県警本部=16日、青森市
青森市は16日、同市の20代男性警察官の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同市で感染が判明した派遣型風俗店に勤務する20代女性=茨城県在住=の濃厚接触者で、顧客リストに連絡先があった。市の検査要請には「心当たりがない」と拒否。申し.....
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 青森市は16日、同市の20代男性警察官の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同市で感染が判明した派遣型風俗店に勤務する20代女性=茨城県在住=の濃厚接触者で、顧客リストに連絡先があった。市の検査要請には「心当たりがない」と拒否。申し出なかった理由について、「接触の経緯から言い出せなかった」と話しているという。市は警察官の同僚22人と、出張で訪れた十和田市内にある店の従業員4人の計26人を濃厚接触者とみている。感染者は青森市で7人目、県内では31人目。青森県警の警察官では初めて。[br] 青森市や県警によると、県警本部警備部に所属で1人暮らし。8日に市内のホテルで女性と接触した後、9、10日は県警本部で通常勤務、11~13日は休暇で自宅に滞在した。14日は同僚2人と十和田警察署に出張し、夜は同署員2人を含む同僚4人と十和田市内の2店舗で会食。このうち1店舗では従業員4人が同席した。15日に同僚3人と青森市内へ移動した。[br] 12日夜からのどの違和感やせきの症状が続き、15日の勤務後、37度台の発熱や全身の倦怠けんたい感、味覚嗅覚に異常を覚え、夜になって上司に体調不良と派遣型風俗店を利用した旨を申告。自宅から青森市内の感染症指定医療機関へ救急搬送され、抗原検査の結果、陽性が判明した。現在、入院中で重症ではない。[br] 市は警察官に対し、濃厚接触者としてPCR検査を受けるよう電話連絡していたが、「心当たりがない」との趣旨の回答をし、検査を拒否していたという。[br] 小野寺晃彦市長は16日の会見で、「救急搬送前に早めに申告して検査を受けてほしかった」と強調。警察官の濃厚接触者26人については「全員検査する必要がある」とし、県に協力を求めていく。[br] 女性の濃厚接触者は新たに男性従業員1人を特定し、計28人となった。内訳は感染が判明した警察官1人と、検査で陰性を確認した10人、検査拒否3人、検査予定1人で、いまだ13人と連絡が取れてない。[br] 一方、県警は勤務先の本部4階と十和田署を消毒。本部と同署の職員計22人に対し、自宅待機を指示した。齊藤文信警務部長は「保健所の調査に協力するとともに、職員に対して感染拡大防止に向けた取り組みと、警察官としての職務を自覚した行動と対応に努めるよう強く指導する」とコメントを出した。[br] また、市は感染を確認した60代男性開業医が診察した受診患者235人について、体調不良なし217人、検査で陰性が14人、検査予定1人、確認中3人とした。新型コロナウイルスに感染した男性警察官が勤務する青森県警本部=16日、青森市