慢性疲労症候群に理解を 支援団体が冊子作成

慢性疲労症候群などについて解説する冊子を作成した、CFS支援ネットワークの石川真紀会長=11日、青森県庁
慢性疲労症候群などについて解説する冊子を作成した、CFS支援ネットワークの石川真紀会長=11日、青森県庁
原因不明の激しい倦怠(けんたい)感が続く病気「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」への理解を深めてもらおうと、支援団体「CFS支援ネットワーク」が療養生活について解説する冊子を初めて作成した。同症候群の患者でもある支援団体の石川.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 原因不明の激しい倦怠(けんたい)感が続く病気「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」への理解を深めてもらおうと、支援団体「CFS支援ネットワーク」が療養生活について解説する冊子を初めて作成した。同症候群の患者でもある支援団体の石川真紀会長(青森市)は「病気に関する情報が少なく困っている人が多い。患者さんにも医療従事者にも活用してほしい」と話している。[br][br] 同症候群は、健康だった人が突然倦怠感に襲われ、筋肉痛や睡眠障害などが長期間続き、日常生活が困難になる。支援団体によると、全国で10万~30万人の患者がいるとされる。[br][br] ただ、専門医が少なく、適切な診断や治療を受けられないケースも多い。最近では、新型コロナウイルスの影響で通院ができず、主治医の診察を受けられない人もいるという。[br][br] 冊子には病気の主な症状や診断基準を掲載。専門的な治療を受けられる医療機関のほか、具体的なモデルケースや患者を支える福祉制度も紹介している。[br][br] 石川会長は「相談や診察の際に役立ててもらえたら。病気について知らない人にも、症状や診断基準について理解を深めてほしい」と願いを込める。[br][br] 冊子は1万部を発行し、全国の難病相談支援センターや医療機関に送付した。支援団体のホームページからもダウンロードできる。慢性疲労症候群などについて解説する冊子を作成した、CFS支援ネットワークの石川真紀会長=11日、青森県庁