損傷の海底ケーブル、6月に回収開始/電源開発ネット

本州と北海道をつなぐ送電ケーブル「北本直流幹線」が2018年に損傷し油が流出した問題で、電源開発送変電ネットワークは7日、損傷ケーブルの回収を6月から開始すると発表した。回収するのは全長約170キロのうち約43キロの海底部分で、工事は2年後.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 本州と北海道をつなぐ送電ケーブル「北本直流幹線」が2018年に損傷し油が流出した問題で、電源開発送変電ネットワークは7日、損傷ケーブルの回収を6月から開始すると発表した。回収するのは全長約170キロのうち約43キロの海底部分で、工事は2年後に終了する見通し。回収用の船を漁港に係留するなど漁業に一定程度の影響が出るため、同社は佐井村、奥戸、大間の3漁協などと工事に関する協議を進めている。[br][br] 別のケーブルがあるため幹線の運用に影響はない。新たなケーブル敷設の計画は現時点でないが、国の認可法人「電力広域的運営推進機関」から計画が示されれば対応するという。[br][br] 北本直流幹線では、18年2月に毒性がないとされる絶縁油が漏れ出すトラブルが発生。同社は同8月、船のいかりなどでケーブルが引っ張られて損傷したことが原因と推定していた。