三沢空港利用者数、20年度は過去最低 コロナの影響直撃

三沢空港の利用者数の推移
青森県が30日発表した三沢、青森両空港の2020年度利用状況によると、新型コロナウイルスの影響に伴う県外移動の自粛で、三沢の利用者数は8万306人(前年度比73・0%減)と激減し、県が把握する1999年度以降、過去最低となった。青森もインバ.....
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 青森県が30日発表した三沢、青森両空港の2020年度利用状況によると、新型コロナウイルスの影響に伴う県外移動の自粛で、三沢の利用者数は8万306人(前年度比73・0%減)と激減し、県が把握する1999年度以降、過去最低となった。青森もインバウンド(訪日外国人客)の停滞などで利用客を大幅に減らし、新空港ができた87年度以来、過去最低の33万4387人(72・0%減)だった。[br][br] 三沢で就航する路線は東京、札幌、大阪の3路線。青森は国内5路線、国際3路線。[br][br] 路線ごとに見ると、三沢は東京(羽田)線6万329人(74・4%減)、札幌(丘珠)線5303人(72・4%減)、大阪(伊丹)線1万4674人(65・3%減)。[br][br] 青森の国内線は、東京線13万2505人(77・1%減)、札幌(新千歳)線4万9622人(69・3%減)、大阪線9万1725人(64・8%減)、名古屋(県営名古屋)線4万4061人(65・9%減)、3月で就航1周年を迎えた神戸線は1万5318人だった。国際線のソウル、天津、台北3路線はいずれも利用者ゼロだった。新型コロナで2月以降、利用者が急減していた。[br][br] 新型コロナの収束を見据え、県は本年度、両空港の利用促進や観光のPRを積極的に行う方針。県交通政策課の稲田勲総括主幹は「コロナ禍で利用客が激減したことはやむを得ない。収束した際に空港の利用促進を進めていくため、航空、旅行業者と引き続き連携を図っていく」と語った。