東電常務が青森県内でおわび行脚 柏崎刈羽原発不祥事めぐり

畑中稔朗村長(右)に陳謝する東電の宗一誠常務執行役青森事業本部長(中央)=26日、東通村役場
畑中稔朗村長(右)に陳謝する東電の宗一誠常務執行役青森事業本部長(中央)=26日、東通村役場
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で発覚した核物質防護不備の問題について、東電の宗一誠常務執行役青森事業本部長は26日、東通原発の建設地がある東通村や青森県庁、むつ市を訪れ、不祥事を陳謝した。 村役場で宗常務執行役は、畑中稔朗村長に対し「地域、.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で発覚した核物質防護不備の問題について、東電の宗一誠常務執行役青森事業本部長は26日、東通原発の建設地がある東通村や青森県庁、むつ市を訪れ、不祥事を陳謝した。[br][br] 村役場で宗常務執行役は、畑中稔朗村長に対し「地域、社会の皆さまに大変な不安を与えた。改めて深くおわび申し上げる」と頭を下げ、再発防止に全力で取り組む姿勢を示した。[br][br] 畑中村長は「(不祥事は)耳を疑うようなことだ。信頼回復に向けて対処してほしい」と求めた。[br][br] 県庁では、対応した柏木司副知事が「何よりも安全確保が第一。県民の信用を損ねることがないよう、責任感を持って取り組んでいただきたい」と訴えた。[br][br] 柏崎刈羽原発では昨年3月以降、テロなどを防ぐ侵入検知設備が15カ所で故障し、代替措置も不十分だったことが、今年2月の原子力規制委員会の検査で判明。同僚のIDカードを使った所員による中央制御室への不正入室も発覚。規制委は14日、同原発での核燃料の移動を禁じる事実上の運転禁止命令を出した。畑中稔朗村長(右)に陳謝する東電の宗一誠常務執行役青森事業本部長(中央)=26日、東通村役場