【東北町長選】「地盤固め鍵」町議選とも連動、事実上の旧2町争いに

街頭で支持拡大を訴える長久保耕治候補(右)と蛯名鉱治候補=14日、東北町内
街頭で支持拡大を訴える長久保耕治候補(右)と蛯名鉱治候補=14日、東北町内
18日に投開票が行われる東北町長選は、合併前の旧東北町出身の新人長久保耕治候補(48)と、旧上北町出身の現職蛯名鉱治候補(61)が舌戦を繰り広げる。両陣営は、どれだけ地盤を固められるかが勝敗の鍵と見ており、同日程で今月に急きょ実施が決まった.....
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 18日に投開票が行われる東北町長選は、合併前の旧東北町出身の新人長久保耕治候補(48)と、旧上北町出身の現職蛯名鉱治候補(61)が舌戦を繰り広げる。両陣営は、どれだけ地盤を固められるかが勝敗の鍵と見ており、同日程で今月に急きょ実施が決まった町議補選にもそれぞれ候補者を擁立。“共同戦線”を展開し、支持拡大に躍起となっている。[br][br] 2017年の前回町長選で次点に泣いた長久保候補は今回、同じ旧東北町出身で前回戦った斗賀寿一前町長の支援も取り付け選挙戦に臨む。街頭では、地元票が割れ、21票差で敗れた前回の結果を踏まえ、「地域の一体感」を強調。[br][br] 陣営から町議補選に擁立した大崎昭子候補(50)は自身と異なる支持層を持つため、相乗効果が生まれることにも期待し、幅広い層の取り込みを狙う。[br][br] 一方、現職の蛯名候補は街頭で、旧知の仲である町議補選の蛯名正志候補(60)とマイクを握る。[br][br] 互いに地元票を固める狙いがあり、地盤の上北地区では「皆さんの声を聞く町政を実現するため、共に当選させてほしい」と呼び掛ける。[br][br] 現在、町議会で野党勢が大勢を占める実情から、与党勢を一人でも増やそうと“セットでの当選”を訴え浸透を図る。[br][br] 町長選と町議補選で連動し、とりわけ地元を意識した長久保、蛯名両候補の一騎打ちは、事実上の旧2町の争いにも映る。[br][br] 演説に耳を傾けた50代の男性は「どうしても上北と東北で票の取り合いになってしまうのだろう。合併したのだから、もう少し穏やかにならないものか」と冷ややかに話した。[br][br] 町議補選には、元町職員の山田昭二候補(68)も立候補している。街頭で支持拡大を訴える長久保耕治候補(右)と蛯名鉱治候補=14日、東北町内