東京五輪開幕まで100日 開催へ国民の支持課題

 東京五輪 今後の主な日程
 東京五輪 今後の主な日程
新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪は14日で開幕まで100日となった。12日に「まん延防止等重点措置」が東京23区などに適用され、感染再拡大への懸念が強まっている。13日の大阪府での聖火リレーは公道でのリレーが中止となり、吹田市.....
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 新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪は14日で開幕まで100日となった。12日に「まん延防止等重点措置」が東京23区などに適用され、感染再拡大への懸念が強まっている。13日の大阪府での聖火リレーは公道でのリレーが中止となり、吹田市の万博記念公園内を周回する異例の形式で実施された。先行きは不透明なままで、開催実現には国民の支持とコロナ対策の具体化が待ったなしの課題となっている。[br][br] 政府や大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)などは3月の5者協議で、海外からの観客の受け入れ断念を決めた。コロナ禍での開催準備は、今後も重要局面が続く。IOCのコーツ調整委員長は13日、公開されたインタビュー映像で「大会は必ず開催され、7月23日に始まる」と断言した。[br][br] 4月中に再度5者協議を開いて国内の観客上限の基本的な方向性を決める方針で、収容人数の「50%」とする案を軸に検討が進められている。今月中に大会の新型コロナ対策調整会議も開催して検査体制などを具体化し、参加者向けに発行する「プレーブック(規則集)」を改訂する。[br][br] 5月中旬にはIOCのバッハ会長が広島県での聖火リレーに合わせて来日する予定。準備状況を監督するIOC調整委員会と日本側との合同会議も開かれる。[br][br] 大会の熱気を全国に届ける聖火リレーは、3月25日に福島県からスタートしたが、国内の世論を好転させるには至っていない。欧米諸国に比べ、ワクチンの確保、接種が遅れていることも逆風となっている。[br][br] 一方で、10日まで開催された競泳の日本選手権では白血病から復帰した池江璃花子(ルネサンス)が代表入りを果たし、ゴルフでは松山英樹がマスターズ・トーナメントで優勝した。主役となる選手には明るい話題が続き、代表争いは終盤戦を迎える。 東京五輪 今後の主な日程