大臣発言巡り経産省、地元との協議否定 むつ中間貯蔵共用案

使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の電力各社による共同利用案を巡り、青森県は8日、「県と市に検討いただいている状況」と述べた梶山弘志経済産業相の発言の趣旨を確認したと明らかにした。県と市が検討に入ったとも受け取れる発言だったが、経済産業省.....
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 使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の電力各社による共同利用案を巡り、青森県は8日、「県と市に検討いただいている状況」と述べた梶山弘志経済産業相の発言の趣旨を確認したと明らかにした。県と市が検討に入ったとも受け取れる発言だったが、経済産業省は地元との協議を否定し、県に対し「国において検討している」と説明した。[br][br] 発端は、梶山経産相が2月19日の会見で述べた「県と市には共用の提案について検討いただいている状況と思っている」との発言。県側は「検討している状況にない」と否定したが、県議会定例会一般質問で議員から認識のずれを指摘する声が上がっていた。[br][br] 県によると、同省は大臣発言について「県、市とは今後の対応について事務的に連絡を取っている」との趣旨で、地元が共同利用案を検討しているとの意味合いではなかったと説明。一方で、発言は修正しないとした。[br][br] 共用案は昨年12月、電気事業連合会が検討に着手する方針を表明した。当時、三村申吾知事は「聞き置くだけ」として賛否を示さなかった。