小山常務、緊急動議で解任 副会長人事の余波か/青森県農協中央会

青森県農協中央会(阿保直延会長)の小山主税常務理事が解任されたことが8日、同中央会への取材で分かった。同日、青森市で開かれた定例理事会で、小山氏の常務解任を求める緊急動議が出され、賛成多数で承認された。背景には同中央会副会長選出を巡り、理事.....
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 青森県農協中央会(阿保直延会長)の小山主税常務理事が解任されたことが8日、同中央会への取材で分かった。同日、青森市で開かれた定例理事会で、小山氏の常務解任を求める緊急動議が出され、賛成多数で承認された。背景には同中央会副会長選出を巡り、理事を務める青森県南、津軽地方の農協組合長間の対立があるとみられる。[br][br] 出席者によると、動議は県南地方の理事が提案。小山氏を除く理事7人で採決した結果、賛成4反対3だった。賛成したのは県南地方の理事らで、阿保会長含む津軽地方の理事が反対したという。賛成した理事側からは「常務としての立場において、小山氏が中立性に欠けている」などと声が上がっていた。[br][br] 理事会前に行われた役員改選を迎える6月以降の新役員を決める理事候補者会議では、小山氏が常務理事を続投する手続きが進んでいた。[br][br] 小山氏はJA共済連県本部長などを務めた後、2019年10月末に常務理事に就任。解任により常務は退くが理事に残る。同中央会によると、後任の常務や今後の対応は未定。