【ジャンプW杯総括】前半不調、後半立て直し3勝/小林陵侑 

 W杯ジャンプ男子個人最終第25戦で飛躍する小林陵侑=28日、プラニツァ(AP=共同)
 W杯ジャンプ男子個人最終第25戦で飛躍する小林陵侑=28日、プラニツァ(AP=共同)
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は28日に閉幕し、小林陵侑(土屋ホーム、八幡平市出身)は昨季と同じ3勝を挙げて個人総合4位に入った。前半の不調から立て直し、終盤6試合で3勝して表彰台に5度立った。「ジャンプって、パワー.....
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は28日に閉幕し、小林陵侑(土屋ホーム、八幡平市出身)は昨季と同じ3勝を挙げて個人総合4位に入った。前半の不調から立て直し、終盤6試合で3勝して表彰台に5度立った。「ジャンプって、パワーがあれば飛んでいくわけじゃないなと改めて思った」と再確認できたことが収穫だった。[br][br] 力強い踏み切りにこだわりすぎて助走から飛び出しまでの動きにスムーズさを欠いたのが不振の原因だった。新型コロナウイルス禍で調整不足の影響もあった昨年11月の個人第2戦は30位までによる2回目にも進めず、不振のどん底だった。[br][br] 宮平秀治ヘッドコーチは「シーズン前半は力が入っていた。自分でそこを気づけたのは収穫」と語る。年明けからほどよく肩の力が抜け、成績も向上。1月に入って初めてトップ10に入ると、2月には葛西紀明(土屋ホーム)の17勝を上回ってジャンプの日本男子最多勝を更新。最終的に19勝まで伸ばした。[br][br] 来年の北京冬季五輪では、1998年長野五輪の船木和喜(フィット)以来となる個人種目の金メダルが期待される。今年の世界選手権で本領を発揮できなかった反省を踏まえ「ジャンプってイメージが8割くらい。リラックスして挑めたらいい」と自然体の大切さを口にした。(ベルリン共同) W杯ジャンプ男子個人最終第25戦で飛躍する小林陵侑=28日、プラニツァ(AP=共同)