乗車人員32%減 20年度決算赤字見通し/三陸鉄道

三陸鉄道(岩手県宮古市)は24日、盛岡市で取締役会を開き、リアス線(久慈―盛)の2020年4月~21年2月期の乗車人員が、新型コロナウイルスの影響で前年同期比32・0%減の59万4284人に落ち込んだことを明らかにした。20年度決算も赤字と.....
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 三陸鉄道(岩手県宮古市)は24日、盛岡市で取締役会を開き、リアス線(久慈―盛)の2020年4月~21年2月期の乗車人員が、新型コロナウイルスの影響で前年同期比32・0%減の59万4284人に落ち込んだことを明らかにした。20年度決算も赤字となる見通し。[br][br] 乗車人員は、団体利用を含む定期外が50・2%減の18万7334人と半減した。団体のキャンセルは2436件、9万5160人で、損失額は8251万円に上った。通勤や通学の定期は18・2%減の40万6950人だった。[br][br] 20年度決算は、運賃収入が前年度比45・5%減の2億5300万円で、経常損益は6億523万円の赤字となる見込み。県や沿線自治体の補助金による特別利益を含めても、当期損益は1418万円の赤字になるとみている。[br][br] 取締役会後に会見した中村一郎社長は「コロナの影響で20年度は厳しい年となったが、21年度は沿線住民の利用促進や交流人口の拡大に努め、挽回の1年にしたい」と話した。