西北皮切りに組合長会議スタート 漁協再編延期踏まえ

西北ブロックの組合長会議であいさつする松下誠四郎会長=4日、五所川原市
西北ブロックの組合長会議であいさつする松下誠四郎会長=4日、五所川原市
青森県内沿岸の44漁協を再編する計画で、県漁連は4日、西北ブロックを皮切りに組合長会議を開き、再編の目標時期を20年度末から25年度末へ5年延期したことを説明した。今月中に他ブロックでも組合長会議を開き、再編に関する各漁協の考えを聴取する。.....
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 青森県内沿岸の44漁協を再編する計画で、県漁連は4日、西北ブロックを皮切りに組合長会議を開き、再編の目標時期を20年度末から25年度末へ5年延期したことを説明した。今月中に他ブロックでも組合長会議を開き、再編に関する各漁協の考えを聴取する。[br][br] これまでは県内沿岸を「三八」「下北」「陸奥湾」「西北」の4ブロックにまとめる計画だったが、新たな再編方針では、下北をさらに「北通」と「東部」の2ブロックに分割する。ブロック単位の再編にこだわらず、漁協の経営改善を最優先課題として市町村内や近隣の漁協同士の合併も推進するとしている。[br][br] 4日の会議は五所川原市で開かれ、西北管内9漁協の組合長や県漁協経営安定対策協会幹部、県職員ら36人が出席した。[br][br] 報道陣に公開された冒頭、県漁連の松下誠四郎会長は「漁協経営は厳しさを増している。新たな方針の下で経営基盤の強化を目指し、漁協合併を推進していきたい」とあいさつした。[br][br] 出席者によると、会議では「合併による漁業者のメリットを示してほしい」「方向性が見えない」など不満の声が出たという。[br][br] 県漁連指導部の柴田直光部長は、会議後の取材に「延期した5年間は中長期計画として設けた期間。合併を検討している漁協へ積極的に協力していきたい」との考えを示した。西北ブロックの組合長会議であいさつする松下誠四郎会長=4日、五所川原市