むつ総合病院新病棟の基本構想まとまる 25年度供用開始目標

管理者の宮下宗一郎むつ市長(右)に基本構想・基本計画を答申した橋爪正委員長=4日、むつ市役所
管理者の宮下宗一郎むつ市長(右)に基本構想・基本計画を答申した橋爪正委員長=4日、むつ市役所
老朽化するむつ総合病院の新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会(委員長・橋爪正同病院長)は、病棟建て替えの構想・基本計画を取りまとめ、4日、同病院を運営する一部事務組合下北医療センター管理者の宮下宗一郎むつ市長に答申した。高度先進医療やがん.....
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 老朽化するむつ総合病院の新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会(委員長・橋爪正同病院長)は、病棟建て替えの構想・基本計画を取りまとめ、4日、同病院を運営する一部事務組合下北医療センター管理者の宮下宗一郎むつ市長に答申した。高度先進医療やがん治療の推進を図るため、情報通信機器を用いた遠隔医療体制構築や、患者満足度を高める環境整備などを盛り込んだ。2023年度の建設工事着手、25年度の供用開始を目指している。[br][br] 構想は「えがおつながる医療の拠点」をテーマに、「医療環境の変化を見据えた変化を見据えた機能の向上」など六つのコンセプトを掲げた。[br][br] 基本計画によると、建設予定地は現病院近くの金谷公園南側の一画。病床数は330~346床程度で現病棟より減る一方、個室を増やす。規模は地上6~7階程度、面積約2万2600~2万7400平方メートル程度と想定した。概算事業費は約162億~187億円と試算。スケジュールは21、22年度で基本設計・実施設計を行う。[br][br] 答申を受けた宮下管理者は「患者にとって快適な空間になる。全体が患者目線で構想が練られているので、より充実した医療を提供できるきっかけになる」と期待感を示した。一方で、課題に事業費圧縮と財源獲得を挙げ、「答申いただいた機能をどう具体的に表現できるかになる。関係市町村で協力しながらやっていきたい」と語った。管理者の宮下宗一郎むつ市長(右)に基本構想・基本計画を答申した橋爪正委員長=4日、むつ市役所