一戸中(一戸町)文科大臣賞 歯科保健、食育分野での活動評価

文部科学大臣賞を受賞した一戸町立一戸中の生徒(前列3人)ら
文部科学大臣賞を受賞した一戸町立一戸中の生徒(前列3人)ら
一戸町立一戸中(工藤久尚校長)が、本年度の「学校保健及び学校安全に関する表彰」の学校保健の部で文部科学大臣賞を受賞した。歯科保健や食育などの分野で学校と地域の医療関係者らで連携して取り組み、生徒の健康増進に取り組んでいる。岩手県内では唯一の.....
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 一戸町立一戸中(工藤久尚校長)が、本年度の「学校保健及び学校安全に関する表彰」の学校保健の部で文部科学大臣賞を受賞した。歯科保健や食育などの分野で学校と地域の医療関係者らで連携して取り組み、生徒の健康増進に取り組んでいる。岩手県内では唯一の受賞で、生徒たちは「日頃の地道な活動が評価されてうれしい」と喜んでいる。[br][br] 同表彰の学校保健の部では本年度、全国から23小中高校(うち中学校5校)が選ばれた。[br][br] 同校は、毎月初めの週を「健康ウイーク」と銘打ち、給食後にクラス全員が歯磨きをしたかや、朝食を食べたかなどを競う「健康クラスマッチ」などの取り組みを展開。保護者が用意したおかずを自分で弁当箱に詰めたり、生徒自身が弁当を作ったりする「マイ弁当の日」を設けているほか、町内の産婦人科医や歯科医、薬剤師らを講師に招き健康や命について学ぶ学習会も開いている。[br][br] 18日は中嶋敦教育長が同校を訪れ、工藤校長や生徒に表彰状を手渡した。活動の中心となった生徒保健委員会前委員長の3年上村夏空(のあ)さんは「他校でもやっている活動だと思っていたので受賞して驚いた。日頃の行いが評価されてうれしい」と笑顔。[br][br] 現委員長の2年久保田愉来(ゆら)さんは「先輩たちが築いてきた伝統を引き継ぎたい」と意識を新たにしていた。[br][br] 同校の古井美恵子養護教諭は「学校での地道な取り組みが、生徒が大人になったときの健康生活に生かされると思う」と喜んでいた。文部科学大臣賞を受賞した一戸町立一戸中の生徒(前列3人)ら