電事連会長、むつ市長と面会の意向示す 中間貯蔵施設共用案「柔軟性持つのは意義ある」

リモートで記者会見する池辺和弘会長=19日、東京都内
リモートで記者会見する池辺和弘会長=19日、東京都内
電気事業連合会の池辺和弘会長は19日、東京都内でリモートによる定例記者会見を開き、使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の共用案に反発する宮下宗一郎市長と再び面会したい意向を示した。時期については「私が言える立場にはない」と言及を避けた。 宮.....
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 電気事業連合会の池辺和弘会長は19日、東京都内でリモートによる定例記者会見を開き、使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の共用案に反発する宮下宗一郎市長と再び面会したい意向を示した。時期については「私が言える立場にはない」と言及を避けた。[br][br] 宮下市長は昨年12月、電事連の清水成信副会長が面会に訪れた際、なし崩し的に最終処分場にされるとの懸念から「共同利用ありきの議論はできない」としていた。池辺会長は会見で「懸念についてどう説明すればご理解をいただけるのか準備している。準備ができ次第、またお伺いしてご説明したい」と述べた。[br][br] 自社の原発が立地する福井県から中間貯蔵の県外候補地を示すよう求められていた関西電力が、むつを選択肢の一つとして県側に報告したことに関しては「個社と地元との関係」としてコメントを控えた。[br][br] 池辺氏は一方で「地元と密接に意見交換し、原発の再稼働や稼働の延長について議論するのは、お互いの理解が深まること」と評価。中間貯蔵施設の共用案について「(核燃料サイクルの)柔軟性を持つことは非常に意義がある」と改めて強調した。リモートで記者会見する池辺和弘会長=19日、東京都内