MOX工場鉄筋腐食問題 原燃、健全性評価終了、4月中旬までに取換完了

六ケ所村で建設中のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の基礎部分から、鉄筋の腐食が見つかっていた問題で、日本原燃は9日、残っていた鉄筋の健全性評価を終え、新たに直径35ミリの2本が日本産業規格(JIS)の基準を満たしていなか.....
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 六ケ所村で建設中のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の基礎部分から、鉄筋の腐食が見つかっていた問題で、日本原燃は9日、残っていた鉄筋の健全性評価を終え、新たに直径35ミリの2本が日本産業規格(JIS)の基準を満たしていなかったと発表した。[br][br] MOX工場は2010年に着工し、新規制基準の審査長期化により15年に工事を中断。13年に設置が始まった基礎の鉄筋は外気にさられていた期間が約4年あり、昨年9月の検査で22~32ミリの一部が規格を満たしていないと発覚した。[br][br] 原燃は35ミリと38ミリの鉄筋計約1万4200本の直径を計測し、最も厳しい状態の12本を抜き取って試験を実施。その結果、2本の「伸び」が基準を下回った。[br][br] 35ミリと38ミリで取り換えるのは、他の状態が厳しい鉄筋を合わせて10数本に上り、既に交換が決まっている22~32ミリの約3100本と合わせ、取り換え工事は4月中旬までに終わる見通し。24年度上期に定めるMOX工場の完成時期には影響しないとしている。