東北電新会長に元青森支店長の増子氏 副社長からは初

増子 次郎氏
増子 次郎氏
東北電力は27日、元執行役員青森支店長で、現在は取締役副社長を務める増子次郎氏(65)が4月1日付で会長に就任すると発表した。27日の取締役会で決定した。社長から転じることが多い会長職に副社長が就くのは東北電で初めて。 増子氏は岩手県一関市.....
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 東北電力は27日、元執行役員青森支店長で、現在は取締役副社長を務める増子次郎氏(65)が4月1日付で会長に就任すると発表した。27日の取締役会で決定した。社長から転じることが多い会長職に副社長が就くのは東北電で初めて。[br][br] 増子氏は岩手県一関市出身。北海道大大学院工学部原子工学専攻修士課程終了。東北電では原子力畑を歩み、青森支店に2度赴任した。[br][br] 現会長の海輪誠氏(71)は4月に取締役相談役となり、6月の定時株主総会後に相談役に就く見込み。海輪氏は27日の記者会見で、女川原発2号機の再稼働に地元自治体が同意したことに触れ、「一定の進捗(しんちょく)が図られたことを考慮した」と退任理由を述べた。[br][br] 東北電はこの日、20年4~12月期連結決算も公表。売上高は前年同期比6・2%減の1兆5414億円だった。新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞を受け、電力の小売り販売が振るわなかった。純利益は、前年同期に台風19号の災害復旧などで計上した特別損失がなかったため、2・4%増の506億円だった。増子 次郎氏