「鉱山の時代」テーマに企画展/十和田

十和田湖畔の発展につながる「鉱山の時代」を紹介する企画展
十和田湖畔の発展につながる「鉱山の時代」を紹介する企画展
鉱山開発により、十和田湖畔の産業と暮らしが変化した、江戸時代末期から大正時代までの約40年間に光を当てた企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」が、十和田ビジターセンターで開かれている。2月21日まで。 十和田市と秋田県小坂町、環境省など.....
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 鉱山開発により、十和田湖畔の産業と暮らしが変化した、江戸時代末期から大正時代までの約40年間に光を当てた企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」が、十和田ビジターセンターで開かれている。2月21日まで。[br][br] 十和田市と秋田県小坂町、環境省などで構成する同センター運営協議会が主催。[br][br] 同展は、江戸時代に夏の間のみ参拝者が訪れた「信仰の時代」と、明治末期から今に続く「観光の時代」のはざまである「鉱山の時代」にスポットを当てた。同町が所蔵する資料などを基に、鉱山と関わりながら湖畔に住み始めた人々やインフラ整備の進む様子を解説している。[br][br] 秋田県側の湖畔には、十輪田銀山と十輪田鉛山の二つの鉱山があり、これらは小坂鉱山(30以上ある鉱山の総称)と呼ばれた。政府が進める富国強兵策の後押しもあって周辺地域は繁栄し、1888(明治21)年ごろ、同銀山周辺には2千人から3千人が住んでいたと記録される。[br][br] 同展担当者である環境省十和田八幡平国立公園管理事務所のアクティブ・レンジャー村田野人さんは、「環境の問題などマイナス面もあったが、鉱山の存在が十和田湖発展の入り口をつくったのは間違いない」と話している。[br][br] 時間は午前9時~午後4時半。入館無料。休館日は毎週水曜。問い合わせは、同センター=電話0176(75)1015=。十和田湖畔の発展につながる「鉱山の時代」を紹介する企画展