野菜豊作で安値 後半は入荷減で単価高/八戸市中央卸売市場12月市況

八戸市中央卸売市場が20日にまとめた昨年12月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は9197トン(前年同月比9・1%減)、取扱金額は20億5564万円(0・2%増)だった。前半は多くの品目が豊作傾向で安値だったが、後半は低温や干ばつで入荷.....
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 八戸市中央卸売市場が20日にまとめた昨年12月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は9197トン(前年同月比9・1%減)、取扱金額は20億5564万円(0・2%増)だった。前半は多くの品目が豊作傾向で安値だったが、後半は低温や干ばつで入荷減となり、単価が上昇した。[br][br] 野菜は7539トン(7・7%減)、16億63万円(5・5%増)。青森県産ゴボウはサイズの大きい加工用の入荷量が少なく、引き合いが強まり単価高となった。県産ニンニクも入荷量が減少し、単価が上昇。レタスは関東産の入荷が多く、単価安となった。[br][br] 果実は1597トン(15・4%減)、4億2179万円(14・6%減)。全体的に入荷が少なく荷動きが鈍かった。県産リンゴは贈答物が品薄で相場が強かったものの、一般用は荷動きが悪く安値。イチゴは、イベント中止などの影響を受け、厳しい販売となった。[br][br] 花卉(かき)部門は133万本・鉢・個(3・9%減)、1億2103万円(9・3%減)。菊は数量1割減に対し、金額2割減の単価安。鉢物は贈答用でシクラメンやコチョウランが入荷し単価も安定していたが、年末は大雪も影響して消費が低迷し、安値で推移した。