佐井産ホップのビール来春完成 住民団体がカネク醸造(八戸)と23日協定

佐井村でホップを生産する村民有志と、八戸市のカネク醸造(山形琢一社長)などは23日、「クラフトビール開発を通じた地域経済循環促進の事業連携に関する協定」を調印する。早ければ来春にもビールが完成する見通し。 村では本年度、中道、福浦両地区の畑.....
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 佐井村でホップを生産する村民有志と、八戸市のカネク醸造(山形琢一社長)などは23日、「クラフトビール開発を通じた地域経済循環促進の事業連携に関する協定」を調印する。早ければ来春にもビールが完成する見通し。[br][br] 村では本年度、中道、福浦両地区の畑計7アールで7品種のホップを栽培し、計18キロを収穫。カネク醸造は同市南郷の醸造所完成を待って、ホップの一部を活用してビール製造に乗り出す方針。[br][br] ビール造りは、村と青森県民エナジー(八戸市)が9月に締結した「美しい村づくりの事業協力連携協定」に基づく最初の取り組みで、同社がカネク醸造と村を仲介した。 23日は村役場で、村民有志でつくる「日本で最も小さくかわいい漁村づくり推進プロジェクトチーム」と村、カネク醸造、青森県民エナジーの4者が協定書を取り交わす。[br][br] カネク醸造の山形社長は取材に「さまざまな種類の生ホップが魅力。収量増も今後見込まれ、製造量を増やしていきたい」と意欲を見せた。 村は本年度、3種類のビール製造を岩手県一関市の酒造会社に依頼。来年度以降はカネク醸造が引き受ける意向を示している。[br][br] 山形社長は、村が将来的に目指す醸造所整備についても「プラントの設置などでアドバイスできれば」と語った。