八戸市内大型小売店の売上高5・0%増/青い森信金10月経済概況

青い森信用金庫は3日までに、青森県内の10月の経済概況を発表した。八戸地区の個人消費は中旬まで好調だったが、下旬に八戸市内で新型コロナウイルス感染が判明した影響で足踏み状態となった。一方、前年同月は消費税率10%への引き上げで消費が減退して.....
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 青い森信用金庫は3日までに、青森県内の10月の経済概況を発表した。八戸地区の個人消費は中旬まで好調だったが、下旬に八戸市内で新型コロナウイルス感染が判明した影響で足踏み状態となった。一方、前年同月は消費税率10%への引き上げで消費が減退していたため、同市内の大型小売店5店舗の売上高は前年同月比5・0%増と12カ月ぶりにプラスに転じた。家電や新車の販売なども復調した。青森地区では、弘前市で発生したクラスター(感染者集団)の余波も散見され、青森市内の大型小売店2店舗の売り上げは17・7%減となった。[br][br] 【水産加工】イカ缶詰の売れ行きは好調だが、イワシ缶詰は販売不振。サバ缶詰は販売数量、製品価格とも大きな変動はない。新型コロナの影響で、締めさばは飲食店向けの業務用や輸出用の需要が減少した。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は11億1300万円(前年同月比4・0%減)とややダウン。国発注の道路復旧工事や青森県発注の施設新築工事、道路整備工事などの受注が見られたが、八戸市発注の工事は前年から半減した。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は6億5800万円(93・2%増)に伸びた一方、民間工事は3億5400万円(36・4%減)だった。[br][br] 十和田地区5社は、官公庁工事が10億1300万円(12・6%減)に減少したものの、民間工事は14億9100万円(21・0%増)に伸長した。[br][br] 青森地区5社は、官公庁工事が1億300万円(69・1%減)、民間工事が3億1800万円(57・6%減)で、いずれも前年実績を下回った。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が1億8700万円、製缶工事が9200万円だった。