根気強く寄り添い、家族へはねぎらいの言葉を ひきこもり講演会/八戸

引きこもり支援について講演する佐藤理恵さん
引きこもり支援について講演する佐藤理恵さん
八戸市は11月28日、市総合保健センターで、「ひきこもりに関する講演会」を開き、参加者は講演や支援団体の活動紹介を通して引きこもりに対する支援方法や関わり方を学んだ。 近年は引きこもったまま歳を重ねた子どもを、高齢化した親が支えているために.....
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 八戸市は11月28日、市総合保健センターで、「ひきこもりに関する講演会」を開き、参加者は講演や支援団体の活動紹介を通して引きこもりに対する支援方法や関わり方を学んだ。[br][br] 近年は引きこもったまま歳を重ねた子どもを、高齢化した親が支えているために親子で生活困窮に陥る「8050問題」が表面化しているほか、コロナ禍の影響による引きこもりの増加も懸念されている。[br][br] この日は青森県立精神保健福祉センターの臨床心理士佐藤理恵さんが、「ひきこもりを理解するために~当事者・家族への関わり方を学ぶ」と題し講演した。[br][br] 佐藤さんは、「回復に向けては家族の理解が求められる。根気強く当事者に寄り添うことが大切」と強調。引きこもりの課題を抱える家族に対して周りの人ができる支援として、「孤立しないように温かい態度で見守り、ねぎらいの言葉を掛けることがその家族の支えになる」とアドバイスした。[br][br] 講演後には八戸地域で活動する支援団体が、地域の実情や活動を紹介した。引きこもり支援について講演する佐藤理恵さん