青森県内私立中高生の学費滞納率1・35% 調査開始以来最低

青森県私学教職員組合連合(小野寺仁中央執行委員長)は26日、2020年4~9月の半年間に、経済的理由で県内私立中学校、高校を中退、学費を滞納した生徒の調査結果を発表した。高校で3カ月以上学費を滞納した生徒は109人、滞納率1・35%(前年同.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県私学教職員組合連合(小野寺仁中央執行委員長)は26日、2020年4~9月の半年間に、経済的理由で県内私立中学校、高校を中退、学費を滞納した生徒の調査結果を発表した。高校で3カ月以上学費を滞納した生徒は109人、滞納率1・35%(前年同期比0・83ポイント減)で、滞納率は調査を開始した1998年以降で最も低かった。[br][br] 県庁で会見した小野寺委員長は、国の就学支援金制度と県の就学支援費補助制度が本年度から拡充されたことが滞納者の減少につながった―と説明。「大変喜ばしい結果だ。(支援金などの拡充が)恒久的な制度となり、お金の問題で行きたい学校に行けない生徒が1人でもいなくなることを願っている」と強調した。[br][br] 調査は9、10月に実施。中学は全5校(生徒数520人)、高校も全17校(8058人)が回答した。中学校では3カ月以上の学費滞納者が5人で、滞納率0・96%。高校を経済的理由で中退した生徒は前年同期に続いてゼロだった。[br][br] 一方、学費滞納の理由に新型コロナウイルスの関係で収入が減ったことを挙げる家庭もあった。同連合は「新型コロナの影響が心配だという意見が多い。今後の動向を注視していく必要がある」とした。