藤坂小(十和田)児童がメダカ放流

ため池の岸でキタノメダカの放流を見守る児童
ため池の岸でキタノメダカの放流を見守る児童
十和田市立藤坂小(俵藤晶校長)の4年生23人が14日、同市相坂の白上湧水公園で希少な「キタノメダカ」を放流し、生き物の生態を学ぶとともに、地元の豊かな自然環境を大切に守る心を育んだ。 市名水保全対策協議会(米田均会長)が主催する、湧水群を次.....
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十和田市立藤坂小(俵藤晶校長)の4年生23人が14日、同市相坂の白上湧水公園で希少な「キタノメダカ」を放流し、生き物の生態を学ぶとともに、地元の豊かな自然環境を大切に守る心を育んだ。[br][br] 市名水保全対策協議会(米田均会長)が主催する、湧水群を次世代に引き継ぐための自然環境体験学習の一環。北里大獣医学部(同市)の柿野亘講師が先生役を務め、青森県産業技術センター内水面研究所(同市)も協力した。[br][br] 児童は今春、同研究所から、同公園のため池で採捕したキタノメダカ8匹を譲り受け、教室で飼育。子メダカ11匹がふ化した。[br][br] この日は、親メダカをため池に安全に帰すことが目的で、児童はメダカが弱らないように適切に放流する方法を教わった。柿野講師がビニール袋の中からメダカを放流する際は、児童が「元気で長生きしてね。ありがとう」と声を掛けた。[br][br] 柿野講師によると、市内でキタノメダカの生息が確認されているのは、このため池だけ。今泉優未(すぐみ)さん(10)は「餌の量などに注意して、みんなで大事に育ててきた。生き物が生活できるきれいな環境を守っていきたい」と話していた。[br][br] ふ化した子メダカは教室で飼育を続け、新4年生の学習に引き継ぐという。ため池の岸でキタノメダカの放流を見守る児童