市民ら原子力の見識深める 三沢で県が意見交換会

放射線がさまざまな場面で使われていることなどを解説した飯本武志教授(奥)=13日、三沢市
放射線がさまざまな場面で使われていることなどを解説した飯本武志教授(奥)=13日、三沢市
青森県は13日、三沢市総合社会福祉センターで原子力に関する意見交換会を開き、出席した市民ら約60人に、放射線の基礎知識や国のエネルギー・原子力政策、核燃料サイクル事業などについて解説した。 同市での開催は2014年以来。冒頭、東京大環境安全.....
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 青森県は13日、三沢市総合社会福祉センターで原子力に関する意見交換会を開き、出席した市民ら約60人に、放射線の基礎知識や国のエネルギー・原子力政策、核燃料サイクル事業などについて解説した。[br][br] 同市での開催は2014年以来。冒頭、東京大環境安全本部の飯本武志教授が「さまざまな顔を持つ放射線といかに上手に付き合うか」と題し、放射線が工事や医療の現場といったさまざまな場面で使われていることや、身の回りにも存在することなどを出席者に紹介した。[br][br] 続いて、資源エネルギー庁の担当者が国内のエネルギー情勢や国の基本計画を、東北電力、日本原燃の各担当者は東通原発の概要、再処理工場など原燃の各施設の現状を、それぞれ説明した。[br][br] 意見交換では、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター(六ケ所村)でのガラス固化体の一時貯蔵管理期間は守られるのか―との出席者の問いに、県側は「30~50年の期間終了時点で搬出することに関して原燃と協定を締結している。期間の順守については各電力会社からも確約を得ている」と回答した。[br][br] 県は11月19日、階上町で意見交換会を開催する。放射線がさまざまな場面で使われていることなどを解説した飯本武志教授(奥)=13日、三沢市