八戸死亡ひき逃げ事件、被告に実刑判決

八戸市河原木の市道で3月、男性が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた、同市尻内町下平添、土木作業員の男(43)の判決公判が7日、青森地裁八戸支部であり、小川惠輔裁判官は懲.....
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八戸市河原木の市道で3月、男性が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた、同市尻内町下平添、土木作業員の男(43)の判決公判が7日、青森地裁八戸支部であり、小川惠輔裁判官は懲役3年4月(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した。[br][br] 判決で小川裁判官は、被告が事故後、男性を救護せずに現場を去り、「携帯電話が見つからないとして帰宅した後も警察に通報せず、自室で飲酒をするなど、犯行は悪質」と指摘。[br][br] また、被害男性が28歳と若いことや、幼い子どもら家族との生活を奪われたことなどを挙げ、「男性の無念は察するに余りあり、遺族に対して相当額の賠償金が支払われることなどを考慮しても実刑は免れない」と述べた。[br][br] 判決によると、被告は3月28日午前1時ごろ、同市河原木前谷地の市道で乗用車を時速約84キロで運転中、歩行中の男性=当時(28)=をはね、必要な救護措置を取らずに死亡させた上、警察へ申告しなかった。