みち銀第4次経営強化計画 2指標で目標下回る

みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は30日、第4次経営強化計画(2018~20年度)の20年3月期の履行状況を公表した。主要4指標のうち、収益性を示す「コア業務純益」と業務の効率性を示す「業務粗利益経費率」は目標を下回った。 コア業務純益は18億.....
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 みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は30日、第4次経営強化計画(2018~20年度)の20年3月期の履行状況を公表した。主要4指標のうち、収益性を示す「コア業務純益」と業務の効率性を示す「業務粗利益経費率」は目標を下回った。[br][br] コア業務純益は18億円(計画比37億円減)。貸出金利回りの減少による利息収入の落ち込みや、有価証券を安定的な収益が得られる運用に見直したことが影響した。[br][br] 業務粗利益経費率は経費と利益の割合を示し、数値が低いほど業務の効率性が高いとされ、84・41%と計画を11・86ポイント超過した。人件費や物件費の減少で経費は計画より圧縮したが、コア業務粗利益と国債等債券関係損益が計画を下回り、比率が上昇した。[br][br] このほか、「中小企業などへの信用供与残高と貸出比率」「経営改善支援割合」の2項目は目標を達成。中小企業への貸し出しは5307億円(45億円増)、地域経済活性化への貢献状況を示す経営改善支援割合は9・89%(1・53ポイント増)だった。[br][br] 同行は09年に国から公的資金の注入を受けたことから、完済まで3年ごとに計画を見直し、履行状況を公表している。