4~6月の旅客運輸収入半減 県に線路使用料減免申請へ/青い森鉄道

第1四半期の旅客運輸収入の概況を説明する千葉耕悦社長=24日、青森市
第1四半期の旅客運輸収入の概況を説明する千葉耕悦社長=24日、青森市
青い森鉄道は24日、2020年度第1四半期(4~6月)の事業状況を公表した。新型コロナウイルスによる観光需要の低迷が直撃し、本業の旅客運輸収入は当初計画比51・6%減の1億7960万円だった。青森市で開かれた取締役会後の会見で千葉耕悦社長は.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青い森鉄道は24日、2020年度第1四半期(4~6月)の事業状況を公表した。新型コロナウイルスによる観光需要の低迷が直撃し、本業の旅客運輸収入は当初計画比51・6%減の1億7960万円だった。青森市で開かれた取締役会後の会見で千葉耕悦社長は、鉄道施設を所有する県に支払う線路使用料の減免を申請する考えを示した。[br] 旅客運輸収入のうち、普通運賃と自社企画切符の合計は、春のイベント中止が相次いだ影響で66%減の7842万円と低迷した。[br] 寝台列車とJR企画切符の合計は97万円で96・9%減と大幅に落ち込んだ。寝台列車「四季島」や団体専用列車「カシオペア紀行」の運行が全て中止となったのが響いた。[br] 通勤と通学を合わせた定期は1億20万円。小中高校の臨時休校や在宅勤務の拡大など要因はあったが、収入減は10%程度にとどまった。[br] 走行距離に応じてJR貨物と負担を分け合う線路使用料の青い森鉄道分の支払いは近年、4億~5億円程度で推移。19年度決算では3年ぶりに2783万円の減免を受けた。[br] 新型コロナの影響は続いており、千葉社長は「(県に)減免を申請することになると思う」との見通しを示した。第1四半期の旅客運輸収入の概況を説明する千葉耕悦社長=24日、青森市